CROSS_MEDIA_GROUP
齋藤健太

“個”の力を磨くためにこそ
“チーム”の中に身を置く

齋藤健太

起業経験を持つコンサルタントにして、クロスメディアグループから出版した書籍の著者でもある齋藤健太。大手経営コンサルティング会社・船井総研から独立し、個としての力を高めてきた彼が、あえてクロスメディアグループに加わることを決意した理由はなんだったのか?

PROFILE

齋藤健太(さいとう・けんた)

株式会社クロスメディア・コンサルティング代表取締役社長

慶應義塾大学理工学部卒業。株式会社船井総合研究所にて戦略コンサルティング部(当時)に属し、幅広い業種において、主に中期経営計画策定やマーケティング戦略の構築、M&Aにおけるビジネスデューデリジェンス等に携わる。
その後、2012年1月に独立。独立後も製造業や小売業、サービス業など大小さまざまな企業の課題発見に従事し、成果を上げる。特に、データ分析においては、他のコンサルティングファームからも依頼がくる実績を持つ。
2013年9月、自身のデータ分析を元にした経営コンサルティングの知見を凝縮した書籍『問題解決のためのデータ分析』を上梓。2018年10月、クロスメディアグループに合流し、株式会社クロスメディア・コンサルティングを設立。最新刊『新装版 問題解決のためのデータ分析』を2019年2月に発売。

とことん働けるからこそコンサルタントの仕事を選んだ

―クロスメディアグループでは、どんなお仕事をしていますか?

クロスメディア・コンサルティングの代表をしています。具体的には、コンサルタントとしてクライアントである企業の売上を最大化させるためのマーケティング施策や経営戦略を作るためのデータ分析をし、分析して得られたデータをどう企業に活用していくかという仕組み作りがメインの仕事です。
また、言わばグループ内コンサルタントとして、クロスメディアグループの様々な事業についてもデータ分析を元にしたマーケティング支援を行っています。
例えばマーケティング支援でいえば、「チラシを撒こう」「広告を出そう」といった“何をするか”レベルの具体的施策に着手する前に、今ある問題を解決するために「そもそも何をすべきか」について、定量的分析から示唆を出すのが、僕たちの仕事です。

―コンサルタントという職業を選んだきっかけについて教えてください

就職活動を始めたとき、行きたい会社や業種が最初から決まっていたわけではありません。就職活動中にコンサルタントという仕事を知ったことで、コンサルティング業界に興味を持ちました。
興味を持った理由は2つあります。1つは様々な業種の経営者や経営層の方と仕事をすることで、「今後、自分のしたいことや、携わりたい業種が見つかるのではないか」と思ったこと。もう1つは、若いうちからとことん働けるのがコンサルティング業界の特徴なので、早い段階で力が身につけられることでした。
興味を持ってからはコンサルティング業界に絞って就職活動を続け、縁があって船井総研に入社し、社会人1年目からコンサルタントとしてキャリアをスタートすることができました。大学で統計学や経営工学を学んでいたので、経営コンサルティングの実務にも活かせる部分は多かったと思います。

楽しく仕事をしたくて独立を選んだ

―コンサルタントとして今までのキャリアに関して聞かせていただけますか?

船井総研に丸5年勤めた後、思うところがあって独立しました。ただ、入社当時から独立を見据えていたわけではありません。社内で上司が、大きな会社から役員待遇で声をかけられているのを見て、「将来、俺も目指すのはこれだな」と思ったりもしていました。
ただ、リーマンショック以降、コンサルタントとして、大企業と立ち上げ中のスタートアップやベンチャーという2つの会社と並行して仕事をする中で、大企業で会社から期待されている人たちは、「会社のために何かを犠牲にしている」、一方ベンチャーの人たちは、「自分のために、楽しく仕事をしている」と感じたんですよね。
そうした経験の中から、次第に「独立という選択肢もいいな」と思い始めました。
その後、当時プライベートでお世話になっていた方から「会社作るから一緒にやらないか?」と誘われて、その方が立ち上げた会社に雇われる形で独立を決めました。

―その新しく立ち上げた会社を辞めた理由は?

一緒に会社を始めたのですが、始めてみたら最初に言ってたことと実態が全然違っていて(笑)。
自分なりに頑張りはしたんですが、これでは継続は難しいと思って離れることにしました。
ただ、その時点で、個人としても船井総研時代の上司から仕事をもらっていたり、新しいクライアントと仕事をしていたりしたので、しばらくはフリーとして1人でやってみようと思えたんです。

―フリーとしての活動はどうでしたか?

自分で会社を作り、再スタートしました。そこから仕事の規模は少しずつですが、大きくなっていきました。
主に、他の独立系コンサルの方、繋がりのあるファンドの方から紹介を受けてプロジェクトを行っていました。
最も多くやっていたのが、ファンドが会社を買収検討する際に行うビジネスデューデリジェンスです。その中でも企業に蓄積されたデータ分析は、他の同業コンサルタントと比較しても、かなりの量を行っていたと思います。その経験が今の私のスキルの基盤にもなっています。
今では他のコンサルティングファームの方やビッグデータを扱うAI系の会社、あるいは教育関連企業からも「データ分析」でサポートしてもらいたい、とお声掛けいただき、一緒にプロジェクトを進めています。

きっかけは「本を出したら面白そう」という思いつきから

―クロスメディアグループと関わることになった経緯は?

独立して2年目の時に、なんとなく「本出せたら面白そうだな」と思い始めて、「本を出したい」と周りのいろんな人に言うようにしていたんです。
するとある知人から「クロスメディア・パブリッシングっていう会社があるよ」と紹介されて、クロスメディアグループを知りました。
そこから話がとんとん拍子に進んで、その時に出版されたのが、『問題解決のためのデータ分析』という本です。初めは出版社と著者という関係で仕事をしたのがクロスメディアグループとの出会いですね。

―本を出版してからはどうなりましたか?

本を出版してからしばらくは、プライベートで家族ができたり、色々とバタバタしていたこともあって、クロスメディアグループの方々と疎遠になっていました。
身の周りが落ち着いてきた2018年の春、以前お世話になったり、関わりのあった方々に、近況報告を兼ねてと連絡を取ってみたんですよ。その中にクロスメディアグループ代表の小早川さんがいました。
その際、クロスメディアグループはグループ経営をしていて、商業出版だけじゃなく、法人顧客をクライアントとする企業出版や、ZEROGYMといったフィットネス事業も始めて事業を多角化させてるということを知ったんです。
そこから、自分がどこまで役に立てるかわからなかったのですが、「とりあえず3ヶ月手伝ってもらえない?」と誘いを受けて、2018年5月から週に1回ほどのペースで業務委託の形で関わり始めました。

―すぐに入社したわけではなく、最初は協力関係だったんですね

そうですね。業務委託でクロスメディアグループに関わる中で、自分自身も今後のことも考え始めました。
自分の人生で最もプライオリティの高い存在は家族。家族と過ごすための自由な時間や、家族を養っていくためのお金が必要で、将来的にどうすれば“自分が動けなくなっても仕事を回していけるか”を考えました。
実は過去、コンサルティング以外に、自分自身で事業の立ち上げに挑戦したことは何度かあったんです。でもこれがあまりうまくいかず、自分は“0→1”があまり得意じゃないことがわかったんです。そうなると、組織を作っていかなきゃいけない。
このまま1人で会社を続けて、資金を貯めながら少しずつやっていくのか、あるいは資産やリソースがあるところに入って自分のマネジメントスキルもつけながらやっていくか、2つの選択肢で悩みました。
小早川さんにも、こういう話をしてみたところ、自分の力を求めてくれることもわかって、「それなら本格的に一緒にやっていきましょう」という意思決定をしました。

齋藤健太

グループに入ったことで個として活躍の場が広がった

―クロスメディアグループの魅力だと思う点は?

クロスメディアグループに入った後、『新装版 問題解決のためのデータ分析』を出版したり、グループで行っている他の事業をきっかけとして、講師として登壇する機会ができたり、新しい仕事をいただけたり、早速、組織にいることのメリットは感じています。
こういう展開もクロスメディアグループに入る選択をしなかったらなかったかもしれないので、様々な場に個として活躍の場を広げられること自体がクロスメディアグループの魅力ですね。
あとはグループ会社ということもあって、デザイナー・編集・営業など色々な分野の人材が揃っていて、そういった人たちと協力し、連携していけるリソースがあるので、クロスメディア・コンサルティングという組織を経営していく立場としても魅力的だと感じます。

100年続く企業を100年後まで続けるために

―クロスメディア・コンサルティングも増員を予定しているそうですが、どんな人と働きたいと思っていますか?

“素直でプラス発想で勉強好き”というのが第一ですね。プラスあればいいなと思うのが、“自分自身に対して負けず嫌い”であること。
能力、スキル的なところで言うと、データ分析が事業の中心になるので、マーケティングとエクセルの操作は独学でもいいから一通り学んでいて欲しいです。あるいは、そういったことが学べる企業にいた経験があると理想的ですね。 コミュニケーションの取り方ついては、わからないことがあったらどんどん「教えてくれ!」と頼ってくれたり、「俺はこれを求めてるからやってくれ!」と積極的に求めてきてくれる人ですね。
そういう人が相手ならどれだけでも力を貸したいですし、「一緒に徹夜してくれ!」みたいなことでも、言われたら付き合いたい(笑)。
ただ、働き方に関しては、無理して徹夜や残業をする必要はないと思います。今は働き方が多様化しているので、別に正社員ではなくても、たとえば業務委託や副業、リモートなど選択肢は沢山あっていいでしょうね。

―クロスメディア・コンサルティングのこれからの目標、未来像に関して聞かせてください

まだ、経営に関する実績がないのであまり大きいことは言いずらいですが、グループ代表の小早川さんが「年商100億円を目指す」という目標を掲げてくれているので、その三分の一はクロスメディア・コンサルティングで担えるような事業規模は作りたい。これが定量的目標です。
今までコンサルタントとして関わってきたお客様は、年商100億円未満の中小企業が多かったのですが、逆に言えばこういった中小企業はデータを活用しきれてない。ここは自分が最も価値を出せるところなので、その方たちを「データ分析」でサポートしていきたいと思っています。
世界的にみると日本企業の最大の特徴って、100年以上続く企業が圧倒的に多いことなんです。そういった歴史ある企業のように、永続的な存続、そのための継続的な成長をできる企業を増やしていきたい。これがカッコイイ言い方での組織像であり、クロスメディア・コンサルティングの目標ですね。

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